研修/教育動画とは
研修/教育動画は、主にオンラインでの研修内容配信を目的に制作される動画を指しており、企業により「動画研修」「研修動画」など若干呼称が異なります。パソコンやスマートフォンを介して視聴するため、eラーニングの一部として扱われます。
研修/教育動画は、ビジネスマナーや業務マニュアルなどの基本的な内容から、企業が掲げるミッション/ビジョン/バリュー/クレド(行動指針)などの重要テーマに至るまで、実写映像やアニメーションで幅広く構成される動画もあれば、講師が解説を進める構成、画像やテロップをナレーションで補足解説する構成などがあり、制作方法は企業により多種多様です。
研修/教育動画はなぜ必要なのか?
少子化の影響から、人材確保が企業の重大な経営課題となっており、企業は業務効率化や働き方改革に向け、DX化による業務効率化を実現する必要に迫られています。こうした背景からも研修/教育動画の導入はとても理にかなっています。優れた学習効果と、研修/教育コストの削減を両立できる研修/教育動画は、これからの時代に必要不可欠な施策であると言えます。


効果的な研修/教育動画を制作するポイントは?
最も大切なのは単調にならないこと。眠くなるような研修/教育動画では、受講生の記憶に残すことはできません。次に要点が明確であること。冒頭でチャプターの解説を行い「どの順で何を学べるのか」を明確にすることも大切です。その他、留意すべきポイントは次の通りです。
1.研修/教育動画の目的を明確に
2.テーマごとで短めの動画にまとめる
3.要点を明確化しメリハリをつける
4.重要なポイントではテロップを活用する
5.画像や図解を用いて分かりやすく
6.受講者が能動的に考える構成に
7.そして何よりおもしろい


研修/教育動画は本当に効果がある?
e-ラーニング戦略研究所が全国20歳以上の男女100名を対象に行った「動画教材の利用に関するアンケート調査」によると、動画を利用した学習満足度において86.4%が「満足している」と回答しています。また、動画教材で学習するメリットについて「音声・映像付きで分かりやすい」が81%、「場所・時間を問わず専門的な学習が可能」が53%、「クイズやテスト付きで学習効果が高い」が48%と受講生からも高い評価を得ています。場所や時間の限定を受けず、分かりやすく学習効果が高い研修/教育動画は、今や人材教育に必要不可欠なツールとなっています。


研修/教育動画制作5つのメリット
従来型の集合研修には、講師とのディスカッションや受講生同士のコミュニケーションなど、リアルならではのメリットがありますが、研修/教育動画には従来型の集合研修とは異なる多くのメリットが存在します。人材不足や働き方改革の課題に対応した教育ツールとして、まずは研修/教育動画制作のメリットを正しく理解することが大切です。
自由なタイミングで視聴できる
繰り返し視聴・学習が可能
高い学習効果を期待できる
講師不在でも一定レベルの研修が可能
研修/教育コストの削減につながる
自由なタイミングで視聴できる
研修のたびに長距離の移動や長時間の拘束が生じていた従来型の集合研修とは異なり、オンライン環境とデバイスさえあれば、場所や時間の制約を受けず、いつでも研修/教育動画の視聴が可能であるため、社員の負担が軽減されます。業務効率改善の積み重ねは、大きな成果へとつながるため、研修/教育のDX化は、企業にとって必要不可欠な取り組みであると言えます。
繰り返し視聴・学習が可能
一度の研修会だけで、必要な教育を網羅するのは困難を極めます。また、時間経過と共に学習内容を忘れてしまうのが実情です。とは言え、同じテーマの研修会を一定期間ごとに繰り返し行うのも多大なコストを伴います。このような課題を解決できるのが研修/教育動画です。研修/教育動画ならば、繰り返し何度でも視聴することができるため、より深く正しい知識を習得することが可能です。
高い学習効果を期待できる
動画教材はテキストと比べ、情報伝達力が圧倒的に高く、記憶にも残りやすいという特徴があります。また、テキストでは理解が困難な抽象的な内容であっても、動画であれば短時間で直感的な学習ができます。受講者が能動的に理解を深めなければ習得できないテキスト教材と比べ研修/教育動画は、音声と映像で受動的に学ぶことができるため、高い学習効果を期待できます。
講師不在でも一定レベルの研修が可能
集合研修の場合、環境や講師によって教え方や内容にムラが出てしまうことがあるため、受講年度によっては予定通りの研修効果を得られない場合があります。一方、研修/教育動画であれば、講師不在でも一定レベルの研修/教育を行うことができます。
研修/教育コストの削減につながる
移動時間や拘束時間など時間的コストの削減や、交通費や会場費、講師の人件費などあらゆるコストを削減できるのも、研修/教育動画を制作するメリットのひとつです。研修/教育動画の制作時には相応のイニシャルコストが掛かりますが、複数年度に渡り活用できるため、中長期的に見て大きなコスト削減につながります。
研修/教育動画の主な形式と特徴
一言で研修/教育動画と言っても、勉強色の強いセミナー形式から、楽しみながら視聴可能な再現ドラマ形式など、研修/教育動画の形式は多種多様です。求める成果を得るためには研修/教育動画の種類と特徴を理解することが大切です。
マニュアル形式|研修/教育動画
講師が登壇し、ホワイトボードやスライド資料を参照しながら講義を行います。リアルでの集合研修に最も近く、講師の身振り手振りを見ながら研修を受講できるため、視聴者が理解しやすいのが特徴です。研修/教育動画で最も多く採用されています。
マニュアル形式|研修/教育動画
規則や手順などを画像や映像、アニメーションなどで補足付きで解説します。作業マニュアル、接客マニュアル、営業マニュアルなど、あらゆるマニュアル動画が制作されており、テキストだけでは理解しにくいマニュアルでも、分かりやすく紐解いて伝えられるのが特徴です。
再現ドラマ形式|研修/教育動画
規則や手順など、受講者にしっかりと覚えてほしいマニュアルをストーリー構成で伝える再現ドラマ。業務シーンの再現から学ぶことができるため、覚えやすく記憶に残りやすい特徴があります。再現ドラマ形式は、自動車免許や講習の学科教材としても活用されています。
代表メッセージ形式|研修/教育動画
期初や期末など、事業契機となるタイミングで、代表をはじめとしたマネジメント層から社員に向けて発信されます。メッセージ形式は、一般的な研修/教育動画が担う学習効果の役割ではなく、ミッション/ビジョン/バリューをはじめとした理念の再確認や事業計画および目標の共有など、社員のモチベーション向上を目的に発信されています。
先輩メッセージ形式|研修/教育動画
新入社員に向け、先輩社員からのメッセージを通し業務内容や仕事のやりがいを伝えます。セミナー形式やマニュアル形式のように“覚える”のではなく、リアルを通して“感じる”点が特徴です。先輩メッセージは、採用動画としても活用できます。
商品/サービス紹介形式|研修/教育動画
商品やサービスラインナップが豊富な企業では、それぞれの特徴を丁寧に伝えるための教育動画が制作されます。ホームページやパンフレットの文字情報や写真だけでは理解しきれない内容も、実写やアニメーションを加えた動画であれば、より直感的に理解することができます。
設問形式|研修/教育動画
セミナーや再現ドラマ、実写やアニメーションなど形式を問わず、動画内で設問を投げかける設問形式。受動的な講習に考えさせる工程を付加できるため、思考力を養うことができます。研修/教育動画内での答え合わせをあえて行わず、受講者同士のワークショップや先輩・上司とのディスカッションを行うことで、社内コミュニケーションの活性化を図ることもできます。
研修/教育動画の事例5選
YouTubeに公開されている研修/教育動画の事例を形式別にご紹介します。
研修/教育動画|セミナー形式
スライド資料を講師が解説する、最もオーソドックスなセミナー形式動画。ひとつのテーマに絞り込み、シンプルに解説を進めていくため、誰にでも理解しやすい構成となっています。
研修/教育動画|マニュアル形式
全体像の確認後、作業手順に応じてポイントごとに映像をフォーカスし、テロップとナレーションで作業工程を解説する建築足場の取り扱いマニュアル動画。誰にでも分かりやすいシンプルな構成でまとめられています。
研修/教育動画|再現ドラマ形式
ナレーターの進行に合わせ再現ドラマで具体例を見る研修/教育動画。アニメーションやテロップを要所要所に取り入れることで、見ていて飽きない、メリハリのある研修/教育動画となっています。
研修/教育動画|再現ドラマ形式
再現ドラマに続き、講師が問題点を指摘する構成の研修/教育動画。指摘後は再現ドラマがリプレイされ、問題点を再確認します。具体例を挙げて学ぶため、実務に落とし込みやすい構成です。
研修/教育動画|再現ドラマ形式
再現ドラマに解説を織り交ぜ丁寧に説明する研修/教育動画。現場の実情と個人の事情を表裏一体で描き、社会や企業の理解を促します。
研修/教育動画 制作FAQ
ご準備/制作期間/お見積りについて
研修/教育動画を制作したいけど、何から始めて良いか分からない。
まずは、お気軽にお問い合わせください。研修/教育動画制作のエキスパートであるプロデューサーがご要望などを詳しくヒアリングさせて頂き、完成/ご納品まで伴走いたします。
納期まで時間がないのですが、対応可能でしょうか?
ご要望にもよりますが、ご希望にお応えできるよう迅速に対応いたします。
研修/教育動画動画の制作には通常どの程度の制作期間が必要でしょうか?
企画にもよりますが、企画/撮影/編集まで通して3ヶ月程度の制作期間をもってスケジュールしていきます。企画案が即時決定する、キャスティングを要さない、ロケ地が決定しているなど、スムーズな進行が可能な場合には大幅な納期短縮も可能です。
相談やお見積りに費用はかかりますか?
ご相談・お見積もりはすべて無償でご対応いたしますのでご安心ください。
相談や見積もり依頼に向けて何を準備したら良いのでしょうか?
まずはご要望を詳しく把握できればと思いますので、以下情報をご準備ください。
・研修/教育動画制作を計画した経緯
・伝えたいことやその目的
・想定されている活用シーン
・仕上がりイメージなど他社事例(ベンチマーク)
・使用したい動画/写真などの素材や情報
・ご希望スケジュールや納期
・想定されているご予算の範囲
地方でも対応可能でしょうか?
もちろん対応可能です。東京/神奈川/千葉/埼玉の1都3件を中心に、日本全国、グローバルにも対応します。オンラインミーティングをうまく活用することで、効率的に制作を進めることが可能です。
広告代理店/デザイン会社など、同業ですが対応可能でしょうか?
もちろん対応可能です。弊社ではこれまでにも広告代理店/デザイン会社/マーケティング会社様などから多くのご依頼を頂いています。安心してご相談ください。
コンペへの参加は対応可能でしょうか?
制作チームの受注状況やスケジュールにもよりますが対応可能です。まずはご相談ください。
撮影/編集について
実写動画とアニメーション動画、どちらでも対応可能でしょうか?
もちろん対応可能です。実写・アニメーションに限らず、ドローン撮影、CG、モーショングラフィックスなど、あらゆる動画表現に対応いたします。
動画や写真などの素材を支給して編集のみでも対応可能でしょうか?
もちろんご対応可能です。ご支給いただいた素材から企画/シナリオ構成を検討し、編集まで行います。
日本語だけでなく、多言語版も作りたいのですが対応可能でしょうか?
もちろん対応可能です。英語/中国語/韓国語など、あらゆる言語に対応いたします。
納品後の修正や再編集も対応可能でしょうか?
もちろん対応可能です。映像の差し替えに伴う追加撮影なども対応可能ですので、担当ディレクターまでご相談ください。
著作権/二次利用について
著作権はどのようになりますか?
著作権は著作権法により制作者に帰属しますので、制作者である弊社に帰属します。ただし、著作権譲渡契約も可能です。ご希望の際は、別途お見積もりさせて頂きます。
動画広告への二次利用は可能でしょうか?
基本的に動画への二次利用は可能です。ただし、キャスト契約次第では二次利用に制約がかかる場合がございますので、二次利用をご希望の際は制作着手前にご相談ください。
画像を切り出して動画以外への二次利用は可能でしょうか?
基本的に可能です。ただし、キャスト契約次第では二次利用に制約がかかる場合がございますので、二次利用をご希望の際は制作着手前にご相談ください。
その他
Webサイトやパンフレットの制作も対応可能でしょうか?
もちろん対応可能です。OTOTOEを運営するパドルデザインカンパニーは、多職種が在籍するブランディングカンパニーです。理念の言語化からロゴ制作、Webサイト制作やパンフレット制作まで一貫してご依頼ください。
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